非破壊スキャナのSV600は「スキャナ」だった

2014-01-03

両面ドキュメントスキャナ ScanSnap iX500 のモニターに続いて、非破壊スキャナの ScanSnap SV600 のモニタープログラムのお誘いをアジャイルメディア・ネットワークさんより頂きました。

そこで、電子化を始めてからずっと取り込みたいなあと思っていた、古いアルバムの取り込みをしてみました。フィルムに挟むタイプのアルバムで、あまりに古すぎて写真をはがすのも難しいくらいものです。

SV600は「スキャナ」だった

SV600をセットアップして取り込んでまず気づいたのが、「SV600は紛れもないスキャナである」ということでした。

というのも、古いアルバムの取り込みはデジカメでパシャパシャ取り込めばいいかなあと思っていました。アルバム自体は自宅外に保管するので、鑑賞に耐えるぐらいならそれでもいいかなと。

で、SV600はデジカメで撮るのと違い「スキャナなので、取り込む部分にしっかり光をあてて、きっちり取り込んでくれる」という事実にはっとしました。

というのも、単なるデジカメで取り込もうとするとライティングがとても難しいのですね。家庭のシーリングライトやデスクスタンドのライトだとどうしても上からの光だけに頼ることになるので、デジカメで上から撮影しようとすると影ができてしまうのです。

例えばスマホアプリでよくある簡易的なスキャナアプリを使ったことがある方ならわかると思います。真上から撮ると影ができるので、わざわざ斜めから撮影するんですよね。

画質については専用スキャナらしい高解像度で綺麗に取り込んでくれました。補正ソフトの操作はちょっと煩雑なので慣れが必要な感じでした。まあドキュメントスキャナでも最初は設定に戸惑ったので、スキャナというものはそういうものなんでしょうね。

SV600のような非破壊スキャナでないと取り込めない素材で、どうしても綺麗に取り込みたいときはかなり使えるなあと思いました。本体価格の約4万円は個人としてはなかなかいいお値段ですが、個人でも選択肢になりうる初の実用的な非破壊スキャナとしてはかなりリーズナブルではないかと思います。

posted with amazlet at 14.01.03

富士通 (2013-07-12)
売り上げランキング: 1,510

コメントは受け付けていません。