GREEの探検ドリランドで強烈なサンクコスト体験をした
探検ドリランドをやってみた
ソーシャルゲームをまともにやったことが無かったのですが、CMバンバン出てるし周りでもやってみたという人が多かったので、GREEの探検ドリランドをやってみました。
無料でどこまで楽しめるのか試したかったので、簡単には課金しないユーザーとしてやってみたのですが、ある時点でどうしても課金したくなった話です。
時間制限のあるボス戦
ゲームを進めていると「キング」というボスが頻繁に登場します。自分だけで倒せる強さのキングもいれば、仲間の助けを借りたりアイテムを駆使しないと倒せないキングもいます。(というか無料ユーザーとしてやってると後者の場合がほとんどになります)
キングには何度も挑戦でき、キングへのダメージは蓄積されます。ただし時間制限があります。2時間とか、短い時は40分とか。こちらの体力も戦うたびに減るのですが、時間によって自動回復します。この自動回復量と、仲間からの協力を計算して、時間制限内に倒せそうかどうかを考えるのが、結構、楽しいです。
倒せるかどうか微妙なラインのボス
そして、ちょっと制限時間内に倒せるかどうか微妙だなーみたいなキングと遭遇したときのことです。挑戦してみたところ、時間内ではとても倒せそうにありません。仲間からの協力もありません。そこで、体力を回復するアイテムを使うことにしました。
アイテムを使って倒そうとしてみるが...
このアイテムはゲームを始めるとすぐにいくつか貰えます。でも、進めていくとランダムではほとんど貰えなくなるので、結構貴重です。そして、このアイテムは課金アイテムとしても販売されています。1個で100円です。
手持ちのぶんでなんとか倒せそうだったので、アイテムを使って体力を回復し、再挑戦します。しかし、あと一歩のところで倒せず、手持ちも尽きてしまいました。計算ミスです。
実は、キングはダメージを受ければ受けるほどこちらへの攻撃が強くなっていくので、倒せそうと思っても意外に倒せなかったりして、計算することが難しいのです。この仕組み、すごくうまいですねぇ。
倒せなかったら損…?
アタマを使い、時間をかけ、課金アイテムとして販売されているものを使ったことで、もしこれで倒せなかったときを想像すると、すごく損した気分になるだろうなあ、、、と思いました。キングを倒せなかったときは何も残りません。
ですが一旦立ち止まって考えてみると、「これって本当はサンクコスト(埋没費用)で、分けて考えないといけないよなあ」と思いました。
でもこれはゲームなので、サンクコストを意識する必要があるかは人それぞれですけどね。「ひゃー、損しちゃうー!」って感情もゲーム要素として楽しんじゃえばそれまでですし。
そして課金ユーザーへ
これまで課金しないユーザーとしてやってきましたが、ああこれが課金どきかーと思ったので、体力回復アイテムを購入し、キングを倒すことができました。たいしたカードを手に入れることはできませんでしたが、なぜだかホッとしました。
人は得るものよりも失うものへの執着が強いので、この手法は課金への動線としてとてもうまいと思いました。他にもいろいろと課金したくなる要素はあると思いますが、きっとどれもうまくできているのだろうなあ…。
コメント / トラックバック