ふつうの会話ができなかった僕を変えたスゴ本
今回紹介する本は「僕の人生を劇的に変えた1冊」です。
光文社
売り上げランキング: 19600
心理学者の書いた「会話のマニュアル本」です。
会話したかったけど、できなかった
僕はこの本を読むまで、会話はしたい気持ちはすごくあるけど、テンポよく会話を続けることができませんでした。今だからわかるのですが、気持ちのよい会話とはどういうものか、全くわかってなかったんですね。
それがこの本を読んだ直後から、自分でもびびるくらいに会話が続くようになりました。人生が変わったくらいの感覚でした。こちらが面白いネタを用意しなくても、相手がたいしたネタを持っていなくても、会話らしい会話ができるようになりました。今ではイベント会場やバーなどで気軽に隣の人に声をかけられるほどです。
ただ全く喋れなかったわけではなく、「面白いネタを用意する」ということで何とかコミュニケーションしようとしていました。みんながやらないような、マニアックで、すごそうなことを用意して、披露していました。小学生の頃だったら、大学ノートとサイコロでロープレを作ったり、中学生の頃だったら、ポケコンやMSXでゲームを作ったり、やたら何かに詳しくなったり。(これ自体はメリットでもありました。会話上手なコミュ強だったら、たぶんやらなかったでしょう。童貞力に近いことかもしれません)
おもしろい話を用意しなくても、会話は続くんだ!
でもそうそう面白いネタなんて続かないので、学生の頃なんかは、奇抜な行動に出てひんしゅくを買ったりすることもありました。
働き始めてからは、趣味の範囲が広がり、交友も広がったので、周囲との会話のネタに困ることはそんなにありませんでした。でも初対面の人や趣味が合わない異性とは、ぜんぜん会話が続きません。共通の話題が無いからしょうがないのかな、くらいに思ってました。
そんなときに、この本と出会います。プロローグでいきなり、ずばり僕の状況が指摘されて、唸りました。
「人との会話が苦手」という人は多い。だが、その原因は単純だ。「おもしろい話や興味深い話をしなければ」と思っているからである。こんなふうに前降りをして、展開して、オチをつけて…と、いちいち考えていたら苦手意識を持つのは当たり前だ。(p7)
もうどんぴしゃでした。
そして、こう続きます。
聞く技術さえあれば、「自分が会話をリードしなきゃ」というプレッシャーから開放される。相手のほうからどんどん口を開くようになり、それでいて「話していて楽しかった」とこちらに好印象まで持ってくれる。聴く技術さえあれば、もう会話を恐れる必要はないのだ。(p7)
うわー、そうかー、しゃべってもらえばいんだー。もう、面白いネタを用意しなくてもいいんだー、と、目から鱗が落ちまくりました。面白いネタを用意しなくても、しゃべってもらうだけで、楽しんでもらえるなんて、夢のような話だと思いました。
多くの人は基本的に「しゃべりたがり」だそうで、でも喋りすぎは嫌われるので、みんなあるていどセーブして話します。ということは、「たくさん喋っても、ちゃんと聞いてくれる人」いわゆる聞き上手は、求められています。
聞き上手とはなにか
ちなみに「喋るのが苦手なので、自分からはあまり喋らない」のは聞き上手とはいいません。ちゃんと、喋りたい気持ちにさせないといけないのです。
聞き上手になるポイントは、そんなに多くはありません。
- 相手に興味を持つ(超基本)
- 回答しやすい質問を投げる
- ちゃんと聞いていることが伝わる相づちをうつ
本書では、よくあるシチュエーションで、続く会話、続かない会話のサンプルが提示されます。当然僕はNGパターンにあてはまりまくりで、「うわーこんな会話してたわーこれはないわー」と強烈に認識させられました。
会話を続かせるには「お互いの関係性」を強く意識して、以下の質問を使い分けます。
もくじより
- 話を広げる、狭める
- 話を深める
- 話をまとめる
- 意見を引き出す
- 夢や理想を引きだす
- 気分よくさせる、勇気づける
関係性はかなり重要です。例えば会社の上司からの「将来どうしたいの?」という質問と、友達からの「将来どうすんの?」という質問では、答えやすさがまったく異なります。色んな関係性の例が載っているので、たいへん参考になりました。
会話したいけどできない人はぜひ
タイトルに「人を動かす」とあるのは、本書の半分くらいは仕事の場でのシチュエーションが意識されているからでしょう。そもそも会話に苦手意識があるひとは、動き出すのは人じゃなくて自分じゃないかなー。
「会話はしたい気持ちはあるのに、うまく続かせることができない」といった人は、これを読めば9割以上の人は解決しちゃうんじゃないかと思いますので、ぜひ、読んでみてくださいね。
光文社
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