a要素のrel属性でコメントスパムを撃退
米Googleは、コメントスパム対策としてリンクの属性を判別し、ページランクの集計から除外する機能を追加したと1月18日に発表した。
a要素のrel属性の値にnofollowを設定することで、Googleの収集ボットの追跡対象から外れるようになったそうです。
ブログへのコメントスパムは、無差別宣伝の目的以外にGoogle等の検索エンジンの検索順位を上げるために行われている背景があります。ブログサイトの急速な増加につれてコメントスパムの被害も深刻になっており、我らがGoogleが対策に乗り出したということで、喜ばしいことです。
スパマーに対して完全にモチベーションを無くすとまではいきませんが、それなり効果は期待できそうです。その代わりに今後はrel属性の無いブログに対してスパムが集中していくと思われます。そしてrel属性無しブログリストが価値を持って取引されることでしょう。
ちなみにGoogleが対策を行うということは、コメントスパムによる検索順位の向上はかなり有効だといえるのではないでしょうか。rel属性によるスパム対策の実施は、他力本願的な対策ともとれます。「それしかなかった」というような・・・。しかし、ある検索エンジンはリンク間のコンテンツの関連性が全く無い場合は検索順位に影響しない特徴があり、rel属性での対策は必要無いとして非対応を表明していました。コメントスパムに対しての耐性だけでいうなら、こちらに分がある感じですね。
Google以外にrel属性に対応するであろうサイトといえば、blogmapやはてなのおかずのようなURLランキングサイトでしょう。ちょくちょくコメントスパムによって発生したリンクが上位にランキングされているのを見かけます。すぐにランクから外れている様子ですが、管理者が直接個別対応しているのだと思われます。
尚、当サイトではコメント欄のURLの自動リンクは行っておりません。トラックバックについてはnofollow値は設定しない方針です。
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