Yahoo!オークション、実際の商品を持たずに出品する行為を禁止
Yahoo!オークション、実際の商品を持たずに出品する行為を禁止
ヤフーは18日、Yahoo!オークションにおいて、実際の商品を手元に持たず、落札者からの入金を資金調達に充当する出品を禁止すると発表した。対象となるのは、オークションストア以外の出品者。ただし、商品が受注生産品の場合、商品の受け渡しにエスクローサービスおよび代金引換を利用している場合は、ルールの適用外。このルールが適用されるのは2月1日からで、順守していない出品は削除対象となる。
実際の商品を手元に持たずに出品する例としては、落札されたら通販で代理購入し、商品を送るといったものがあります。落札金額と通販の販売価格の差を利ざやとして得たり、さらにアフィリエイトを利用して利益を得るといった個人の草の根的商売があります。名づけるなら「代理購入出品」とでもいいましょうか。販売店との特別な契約を結んでいない限り在庫などは保証されないため、在庫を確保できなかった場合のトラブルのリスクが高い方法です。ただし、在庫を抱える必要が無いため在庫リスクはゼロであるといえるので出品側としては魅力のある方法です。
そういった出品かどうかは説明書きで一目でわかるものがあります。アフィリエイト購入のリンクを設置して「こちらで購入されるとさらにお安くお求めいただけます。」として誘導しているものがそれです。ちなみにこういったリンクはアフィリエイトの規約や出品の規約に反することが多いようです。
落札する側としてはちゃんと発送されさえすれば構わない人が殆どでしょうが、禁止されるということはトラブルが多かったのでしょうか。
また、草の根的な代理購入ではなく大量仕入れによる仕入れ値の低下を狙って格安で出品するものもあります。落札から発送まで1ヶ月を要すると表記しておくことで、在庫リスクをゼロに近くしています。こちらの方は1ぺんに関係する人の数が多いので大きなトラブルが発生していたのではないかと推測されます。品物を確実に仕入れられる保証なんて無いでしょうし。
長く続けることの出来るリスクの低い商売というのはなかなか見つかるものではないですね。
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