その傷だらけのスマホフィルム、剥がすか交換しようよ

スマホフィルムって滑稽（こっけい）だなあと思うんですよ。

というのも、あれ、剥がしたときにスマホの画面がめっちゃ綺麗に見えるんですよ。

どんだけ傷だらけの画面を見続けてたんだよ、って話ですよ。剥がしたことない人は今すぐ剥がしてみてください。「これが本当の画面だったのか！」って、びっくりしますよ。

画面に傷をつけないために貼ったスマホフィルムのせいで、傷ついた画面を凝視し続けてたわけですよ。滑稽でしかない。目にも悪い。

僕は初めて買ったiPhoneに貼ったフィルムを剥がしたときの衝撃から、もうフィルムは貼ってません。

お店でスマホフィルムってやたら目のつくところに売られてるし、ふつうは貼らなきゃいけないものなのかな？って素朴に思って貼ってる人が大半だと思うのですよね。一度立ち止まって意味を考えてみてください。

そこで提案します。

案1 剥がそう

スマホフィルムは概して柔らかいので、ちょっとしたことで傷つきやすい。傷つきやすい画面と引き換えに傷を守っているこの矛盾。

傷がつきにくい高級なフィルムもありますけど、あんな高級なフィルムを買うくらいなら保険にでも入ったほうがいいので例外とします。

あと、スマホを勢い良く落として画面が割れるなどの破損リスクについては、本当に守ってくれるんですかねえ…。

なんか意味なくないですか。そうですよね。思い切って剥がしましょう。

案2 頻繁に交換しよう

「それでも貼りたいんだ！スマホフィルムが貼られてることで心が安定するから、ある意味合理的なんだ！」という人は、せめて頻繁に交換してください。

だって、そのスマホフィルム、いつ頃貼ったものですか？初めて貼った時からずっとそのままじゃないですか？ 騙されたと思って、あとで恨んでもいいですから、それ、交換するつもりで、ちょっと剥がしてみましょうよ。「スマホの画面ってこんなに綺麗だったんだ…うっとり…」ってなりますから。ほらほら、ぴりぴりといってください。うわー、きれいな画面になりましたねー。もう貼らないほうがいいかも、とか思いませんか？ あ、また貼りますか、そうですか。

だったら傷がついたらすぐ交換しましょう。でも傷がついた画面には慣れちゃうので、なかなか気づきませんよね。ならば季節の変わり目に、衣替えといっしょに交換しましょう。最低でも夏冬の半年に1回。できれば3ヶ月。1枚1,000円のフィルムだとして3ヶ月に1度でも1年でたったの4,000円ですよ。1日あたり約10円ですよ。あ、そんなに安くないですね。でもわざわざ傷つきやすい画面にしちゃったんだから、それくらいコストかけて綺麗な画面を維持してもいいと思うのですよね。

案3 保険に入ろう

スマホフィルムがあると落とした時に画面が割れずに守ってくれると信じている人は、そんな不確かなものより、保険に入りましょう。落下事故の破損は、画面だけで済むとも限りませんよ？

たとえばモンベルの野外活動保険に携行品特約をつけて、1万円ちょっとで、修理代が補償されます。こちらの記事の最後のほうで紹介しています。記事自体は経済的には入るべきじゃない、って記事なんですけど、心理的には有効ですから、フィルムなんて不確かなものよりも確実なものを買いましょう。オマケにスマホ以外もいろいろと補償されますよ。

ただしモンベルの保険は10万円まですけどね。1万円かけて携行品10万円分の修理代だけを補償するくらいなら、もっと有効な使い方があると思いますけどね。あ、いやいや、心理的には有効ですよ！

というわけで、スマホフィルムとの付き合い方、再考してみてください。