Googleはネット上の全てのコミュニケーションを記録するつもりだ

Chats in Gmail

GmailにGoogle Talkの機能が統合された。今のところ英語画面のみで私のアカウントではまだ発言ログしか見られないが、試してみて非常に驚いた。Google Talk上で発言した瞬間にGmailの画面でログが確認できたのだ。この機能は業務上でもプライベートでも非常に便利だと思った。なぜならコミュニケーション手段を選ぶ上で記録に残るということは重要視されるからだ。電話ではなくメールやグループウェアを使う理由として多くあげられるのが「記録に残るから」というのがある。口頭だと言った言わないの論争や、記憶が曖昧になって忘れてしまうことがあるのでその点が大きなメリットになる。また同時に離れた場所にいる人たちに送信できる点も見逃せない。

ということは音声通信も全て記録できたとしたらどうだろう?やはり便利だ。それも単に記録して再生できるだけではなく音声認識を用いてテキストに起こし、すばやく検索できれば最高だ。膨大なリソースが必要だがGoogleならそれができるだろうし、きっとGoogleはやりたいと思っている。

ここまで考えて気がついた。Googleはネット上の全てのコミュニケーションを記録するつもりだ。コミュニケーション内容を記録し、解析し、コンピューターがキーワードを認識できればそこに関連広告を配信できる。しかも記録されることはユーザーにとっても利益があるから、便利だと思ったユーザーは進んでそれを使う。私は業務上SkypeやMSN MessengerといったIMを多用するのだが、Gmailで記録されてすばやく検索できる事実を知った今、IMをGoogle Talkに統一したいとさえ思ってしまっている。

音声の次にあるコミュニケーションといえば、映像だ。音声認識+画像認識で関連広告の精度は上がるだろう。ユーザーは映像を手軽に記録できれば便利だと思う。音声認識で検索だって容易にできるし、カット割りしたサムネイル表示もあわせれば完璧だ。もちろんどこからでも再生できる。自由に切り取ってメールに貼り付けて送ることだってできるだろう。これはやばい。便利すぎる。

音声や映像は何年先のことになるかは見当はつかないが、Googleはきっとやり遂げるだろう。

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