今後の「Q:」へ求める大事なこと

ハイビジョンサウンド会議 sponsored by NIRO (まとめサイト)でモニター中の、フロントサラウンドシステムの「Q:」の、総括編です。(前回記事)

「長く聴いて疲れない」ために大事だと思うこと

2週間という短い間でしたが、開封、接続、映画を2本試聴してみての要望です。

昨今の家電と比較して、リモコンの表記がわかりづらく、テレビリモコンとしての機能がちょっと微妙でした。

リモコンの微妙な点

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Q:のリモコン。

表記について。いろいろあるのでいくつか。まず、一番目立つ「電源」というボタンが、アンプの電源ではなくテレビなどの周辺機器への電源操作だということ。そしてアンプの電源は「入力系統のどれかを押す」ことで入ります。アンプの電源は単なる電源ボタンが欲しいなあ、と思いました。今の仕様は合理的なのは分かるのですが、気分的になんとなく...。この2つは説明書を読むまでちゃんと認識できませんでした。

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赤い「電源」ボタンは「接続機器の」電源操作ボタン。「接続機器」というのもまた曖昧。

テレビリモコンとしての機能は、Q:のリモコンでテレビを操作しようとすると、いったん入力系統をアナログ2chに切り替える必要があり、光ケーブルでテレビとQ:を接続していると毎回切り替えが必要なことでした。これはかなり面倒です。切り替えなくてもテレビの電源と映像入力の切り替えはできますが、それだけでは僕の普段使う機能を満たせませんでした。

リモコンの快適さも、長く聴くために大事なんじゃないか

このことはオーディオ機器としてはたぶん普通なのだと思います。ちゃんとしたオーディオは多くの設定をいじる必要があるし、アンプの液晶表示も限られています。そこにコストをかけるくらいなら音の方に力を入れるのも納得できるところです。

ですが、リモコンは毎回触れるものです。携帯のように身体一致性の高いデバイスで、生活に密着したデバイスの一つです。中道さんがこだわる「長く聴いて疲れない」ためには、リモコンで快適に機器を操作できることも重視して欲しいと、個人的には思いました。

リモコンの操作がし辛いと、毎回操作するたびになんとなく引っ掛かりができてしまい、無意識に抵抗を感じてしまうことになるかもしれません。それが疲れに繋がってしまったりしたらと思うと、せっかく音が疲れないのに、と思わずにはいられません。

家電のリモコンもそれほど分かりやすいものではありませんが、だいぶ頑張っていると思います。なので、まだまだいけるんじゃないかなあと思ってしまいます。困難だとは思うのですが、もし実現したとしたら、旦那さんが奥さんに「簡単に掃除できるし、君だって簡単に操作できるよ」と言って購入を説得することもできるかもしれませんw

音と価格は満足!

音に関しては、8万円でこの設置スペースでこの音なら、個人的には大満足です。少なくとも「微妙...」と思うことは無く、これから買う人にとっては堅実な選択だと思います。

耐久的にも10~15年ということですし、コストパフォーマンスは悪くないと思います。映画を観る人ならぜひ検討してみてはと思います。

オーディオ機器の体験モニターは思ったほど難しくは無かった...かも

体験モニターをしてみての感想です。モニターが始まる前は「PC好きに目新しい機能もそれほど無いこの機器で、書けることはあるのか...?」と思っていました。音に詳しいわけではないのでそれなりに考えましたが、想像してたよりは悩まずに書けたと思います。

Q:を購入します!

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映画2本を見終えたときにすでに思いましたが、Q:はこのまま購入して使い続けようと思います。

リモコンが微妙とはいっても、その他のオーディオのリモコンについてもあまり期待はできません。慣れてしまえば大丈夫なことでもあります。そして他のオーディオを買おうとしても、自宅で試聴できませんからね。自宅でよい音が聴けたということの安心感は、現状は他のオーディオでは代替できません。

何より、フロントオーディオのコンパクトさと、Q:の音に包まれる感じが好きになりました。体験モニター特典で半額になるのは確実ですが、半額分の価値を記事で提供できているかはわからないので、申し訳ないくらいです。中道さん、ありがとうございました!

Q:徹底レビュー中!

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