F-09Aの第一印象は「速い!・広い!・タッチは微妙?」
「ケータイ会議4」でレビュー中のF-09Aの第一印象は「速い!」「広い!」「タッチは微妙?」でした。
動作が速い!
F-01~04Aの頃から動作が速い速いともっぱらの噂の富士通のPRIMEケータイは、期待通りの速さで大満足でした。(参考:
【F-03Aレビュー】第2回:サクサク速くてストレスフリーなスライドケータイ | 本質思考道場)
今までの高機能ケータイといえば、「機能満載、だけどそもっさり」なイメージが強く、実際そうだったと思いますし、もっさり感の無い低機能な機種を選ぶ人が僕の周りでは散見されました。
で、F-09Aはどれくらいのものかというと、これはもう体感速度なので定量的な数値は出せないのですが、基本的な操作でもっさり感を感じることはほぼありませんでした。というか普通だと思っていた機種よりも明らかに反応が良く、きびきび動作しているように感じました。
高機能な機種を使ってみたいけど遅いのはちょっと...と敬遠していた方は、検討の価値ありです。
Googleマップアプリがサクサク!
iアプリについても、Googleマップアプリの動作を、直前まで使用していたN-02Aと比較したとき、明らかな違いがありました。
地図表示自体はF-09Aのほうが若干速いかな、というぐらいなのですが、検索窓を開いて文字入力画面に移行したときの差が顕著でした。N-02Aの場合は実用に耐えないほどに反応が悪く誤入力しまくりで、誤入力した文字を削除するのも遅くてさらに時間がかかって...と、イライラが耐えませんでした。
Googleマップアプリ上で検索しようと文字入力を開くと、N-02Aでは反応が悪かったがF-09Aでは大丈夫。
通常の文字入力時はそのようなことはありませんが、Googleマップアプリの場合は、裏でマップの読み込みなどが行われているため、それが影響してしまうのでした。
対してF-09Aの場合は通常時とほとんど変わらない反応速度で、快適に検索語を入力することができました。
画面が広い!
スライドケータイらしい広い画面は大きさが3.4インチで、そしてなんと解像度が「960x480」もあります。ちょっと前までのネットブック並みの解像度です。
これだけ解像度が高いと、横画面でフルブラウザでPCサイトを表示するとほぼ完璧にPCと同じように表示することができます。解像度が高いので、文字をそのまま読むことも可能です。ちなみにiPhoneは解像度が480x320とかなり低く、拡大せずにそのまま文字を読むのは難しいことが多いえすね、と、あえて言ってみます。
まあ、3.4インチで960x480はちょっと細かすぎる点はありますが、文字サイズの調整でなんとでもなります。文字は大きくしても画像などはそのままでいいので、それほど破綻することはありません。
なお、フルブラウザは広く表示できても動作が遅かったら意味がありません。その点でもF-09Aは実用的な速度で動作してくれました。F905i時代と比較した場合は雲泥の差で、この速度ならPCサイトの検索や閲覧に支障やありません。ちなみに、普通のPCで反応が遅くようなサイトはさすがにF-09Aでも遅いです。そこのところはご勘弁。
タッチは微妙?
タッチ操作もできるケータイを持つのは初めてです(iPod Touchは持っています)。F-09A以前のタッチ操作ができるFケータイの評判を聞くと、かなり微妙という話でした。
今回のF-09Aはけっこうよくできている感じがしたので、ちょっと期待値高めで臨んでみましたが、正直まだまだかなあ...と思いました。微妙だと思った理由は以下の通り。
- タッチしてからの反応するまでが遅い。
- 狙ったところにタッチできないことが多い。
- 1回タッチしただけで遷移してほしいところが、2回タッチが必要だったりする。(タッチ精度が低いのをカバーしようとしている?)。
- スライドさせてキーを露出させていると、タッチ操作が無効になることがある。(有効な場合があるかは未確認)。
個人的には反応の遅さが致命的だと思います。キー操作ではさくさく動作する機能も、タッチにするともっさりしたりして、せっかく直感的に操作できるのに遅くなってしまっては魅力半減です。さくさく操作するためならキーを出してからでいいや、と思ってしまいます。
ただ、タッチ向きだと思える機能もまだ使い込んでいない時点での第一印象だということを付け加えておきます。予想ではカメラ機能や写真加工で活躍するんじゃないかと...。
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