光センサー液晶パッドの可能性を「イルミスキャン」というデモゲームに感じた

さて、光センサー液晶パッド搭載 SHARP Mebius PC-NJ70Aの3回目のモニター記事です。今回のお題は「お気に入りのタッチソフトを紹介してください」とのことです。

タッチソフトには辞書や電卓などがあるのですが、正直、お気に入りといえるほどのソフトは見つけることができませんでした。電卓ソフトはちょっとよかったですが、マウスを接続せずに電卓を使うとマウス操作ができなくなるので、残念ながらいまいち実用的だとは思えませんでした。というか、マウスが使えなくなってしまうのはタッチソフト全てに言えますね...ポインタ操作とタッチソフト操作の切り替えが面倒なんですよねえ。

なので、ここは趣向を変えて、光センサー液晶パッドならでは感を感じることができた「イルミスキャン」というデモ的ゲームソフトを推します。

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イルミスキャンをプレイしている様子。最初は指先だけでクリアできるが、徐々に指全体や手の平を使ったりするようになる。

「イルミスキャン」は光センサー液晶パッドに表示されるマークを両手を駆使して「隠して」いくことでステージをクリアしていくシンプルなゲームです。単なるタッチ操作であればDSやiPhoneアプリでもできますが、ある範囲を「隠す」という操作は、多分iPhoneのマルチタッチでも出来ないと思います。指先だけなら可能ですが、例えば指全体で直線的に覆うとかだったら?おそらく、無理ではないかと思います。

この「イルミスキャン」、ゲーム自体は単純すぎてすぐ飽きてしまうのですが、光センサー液晶パッドのデモとしての役割を素直に演じていたので、興味深かったです。

ただ光センサー液晶パッドの弱点として「ある範囲を隠していること」を認識するには、液晶パッドを照らす光に十分な明るさが必要なので、間接照明程度の明るさの部屋ではゲームをプレイすることができませんでした。(最初、操作出来ない理由がわからず戸惑ってしまいました)。マウス操作は間接照明の明るさでも可能なので、センサーの用途によって必要な光の量が異なるのでしょう。

なお、イルミスキャン自体は本体には同梱されておらず、ユーザーズ倶楽部からダウンロードして追加インストールすることでプレイ可能になります。もっと光センサー液晶パッドならではのソフトがダウンロード可能になって欲しいですね。

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