爆音だったML115が1700円で充分静かになった件
格安だけど爆音なサーバー、ML115
2年前くらいに15000円前後で販売されていた、ML115という格安ミドルタワー型サーバー機があります。
このサーバー、標準のCPU FANとケースFANが「飛びたいの?」というくらいの爆音を放ってくれるので、とてもじゃないですがそのままでは自宅サーバーとしては使う気にはなれませんでした。CPUもシングルコアの2.2GHzなので、主力デスクトップ機として使うのも力不足です。なので、2年前に購入してから最近まで殆ど使っていませんでした。
ML115を静音化する
しかしながら、最近になってこのブログや個人サービスを動作させている専用サーバーのOSを入れ替えたくなってきたので、一時的な引っ越し用に
ML115を使うことを検討し始めました。Atom
ノートPC機も余っていたのですが、実際に稼働させてみると応答速度に難があり、断念しました。やはりML115しかありません。
とはいってもやはり爆音は気になるので、ML115がうるさいことについて何となく喋ってたら、近くにいた人から『「hp鯖-ProLiant-ML115(格安Server)/騒音&冷却対策 - wiki@nothing」
に載っているCPU
FANに交換し、ケースFANは外して蓋を開け放して運用していて、充分静かになった』ということを聞きました。このWikiの存在は知っていましたが、
実際に「静かになった」ということを聞くとやはり安心感がけた違いですね。このクチコミで決心しました。静音化だ!
FAN選びは、Wikiからリンクされていた実装例のページ ML115 G5 を超静音デスクトップマシンにする : 激突体当たり! がわかりやすかったので、この例をそっくり真似ることにしました。CPU FANは「Gentle Typhoon 12cmモデル D1225C12B4AP-14」です。
CPU FANの調達はフリージアネットさんで購入しました。送料無料だったので、本体価格のみ1700円で購入できました。安い!振り込みから2日ほどで届きましたよ。(今は1600円のようです/2009-11-30)
充分静かになった!
騒音は、もともとが爆音だっただけに「満足!」と言える音量になりました。電源FANの音が聞こえますが、一時的な用途のつもりなので、充分です。てか、そのまま自宅サーバーとして運用できるかも。ついでに調べていた電気代は、1200~1500円/月くらいでした。
固定はタイラップという簡易なものですが、実際に固定してCPU温度を測定してみると30度前後だったので、まず問題は無いでしょう。ケースFANは電源コードだけ外して、ケースの蓋は開け放ちました。
ML115を買ったはいいけど爆音に悩まされてお蔵入りになっている方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
cpufreqで静音化&省電力化
また、ソフト的な静音化策(&省電力化)として、cpufreqというCPUの速度自動調整するLinuxデーモンを導入し、低負荷時は1GHzで動作させ
るようにしました。ubuntuならcpufreq、CentOSならcpuspeedですかね。こちらも自宅サーバーな方にはおすすめです。
ML115ってそんなに爆音か?
確かに電源投入直後は掃除機並の爆音がするけど、BIOSが起動してファンの回転数制御が働くと静かになるので、運用中は気にならない。
(ただし特定バージョンのBIOSはバグ?で爆音のままらしい)
もしBIOSのせいだとしたら、バージョンアップで0円で静音化できる。(CPU換装してたりして本当に温度が上がってたらしらね)
ちなみにcentosではcpuspeedはデフォルトで有効なので何も設定しなくてよい。
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