F-01Bの手書き入力は「変換しなくていい」のが最大のポイントである
「F-01Bの手書き入力を試したら、期待以上の認識っぷりだったので動画で撮ってみた : akiyan.com」で紹介したように、F-01Bの手書き入力(フリータッチライティング)機能はかなりの性能です。Fケータイで初めて搭載された機能にもかかわらず、完成度は非常に高く、実用的です。
YouTube - F-01Bの手書き入力で漢字を入力してみた
その手書きにおいて、最大のポイントは「変換しなくていい」ということが最大のポイントだと思ったので、どういうことか考えをまとめてみました。
目次
変換せずに入力できるということ
日本語のような、キーボードで直接文字を入力できない言語は、どうしてもFEP(Fron End Processor。WindowsならIMEなど)を通した変換が必要になります。手書き入力では漢字をそのまま入力できるため、変換操作が要りません。
漢字が苦手だとどうしても変換は必要になりますが、通常、メールやネットで使う程度の漢字なら難しいものはありません。むしろ、わからないときは変換して覚えたら次からは手書きにすれば、漢字の勉強にもなるかもしれません。僕は漢字が苦手ですが、3週間の利用で大して困ることはありませんでした。
変換しないので、思考が途切れない
変換が無いと、頭に浮かんだ文章をそのまま入力し続けることができます。これが思いのほか気持ちがいいです。なんというか、思考が途切れません。逆に言うと、変換操作というのはかなり思考の流れを途切れさせる作業なんだということがわかりました。
今までPCで変換が当たり前すぎて意識していませんでしたが、手書きで気づくことができました。
「手書きで入力できること」が重要なんじゃない。「変換しなくていいこと」が重要なんだ
手書き入力は、その機能名の通り、「文字入力を手で書ける」という認識が一般的です。それはそうですが、ここまで実用的な手書き入力を使ってみると、そこはあまり重要ではなく、「変換しなくていい」ことが、手書き入力の最大のメリットなのではないかと思った次第です。
手書き入力への改善提案
最後に、手書き入力で気になった点を改善提案としてまとめました。
「クリア」ボタンの動作を統一してほしい
文章中にカーソルが表示されているとき、物理キーの「クリア」を押すとPCの「DEL」と同じ動作になりますが、手書き入力エリアの右側にある「クリア」を押すと「BS(バックスペース)」の動作になってしまいます。カーソルが文末にある場合はBSでもよいですが、途中にある場合はクリアキーのようにDELの動作にしてほしいと思いました。
似た文字の候補表示を増やしてほしい
たとえば文字と絵文字の「!」を手書きで入力すると、候補選択にはどちらか一方しか現れず、文字にするか絵文字にするかを選択することができませんでした。なかなか思った方を出すことができないため、かなりイライラすることがありました。
他にも覚えている限りでは「全」を入力しているはずが、どうしても「金」になってしまったりしました。これも候補表示で選択できればいいのに、と思いました。
手書き、ぜひ使ってみてください
まだ手書き入力を本気で使ったことが無い方F-01Bユーザーやケータイ会議メンバーの方がいましたら、一度本気で手書き入力でメールなどやりとりしてみて、思考のスムーズさを感じてみてください。1~2年後には、タッチデバイスには手書き入力が標準装備になっているかもしれませんよ。
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