電子書籍は紙の本より高くたっていい

Kindle e-Reader with Wi-Fi, 6

電子書籍は紙の本より高くても買いたい

「とある本の電子書籍版の価格が、紙の本と同じでありえない」といった意見を時々耳にすることがあります。

でも、僕としては同じ価格でも全然オッケーですし、むしろ少し高くてもいいと思います。もちろん安いに越したことはないですけど、だって、電子書籍のほうがメリットが大きいから。

あくまで僕にとってですけど、電子書籍で読みたい本はほとんどの場合、内容が目的なので、極端な話、読めればいいのです。

であれば、一度に何冊も持ち運びできて、しおりが勝手について、場所もとらない電子書籍って、紙の本に比べて付加価値つきまくりなんですよ。チョー便利。

だから、紙の本と同額でも高くても、紙より便利だからいいじゃんって思います。

「原価が紙よりかからないはずなのに、安くしないなんて…!」

って思う気持ちもわかりますけど、本の原価なんて、あって無いようなものじゃないですかねえ。ソフト(ウェア)だし。

「電子書籍は、紙の本より安くて当然!」と思う心理って、ひょっとしてすごーく「紙でできている本」に価値があると思っているからこそなのかもしれません。想像するに、紙の本は本棚に置ける、手に取れる重みのあるモノだから、価値があるんだと思うのかもしれません。電子書籍に感じるメリットと真逆ですね。

同額なら悩まないライン

もちろん希望としては電子書籍側は同額かそれ以下がよいです。あくまで内容にお金を払いたいので、価格が違うと利便性と価格を天秤にかけなくてはいけないので、悩んでしまいます。なので、同額以下なら好きな方を選べるかなと。

ただ、内容重視だけど紙の本のほうに利便性を感じる人は、感じ方が逆になってしまいますね。となると、感情的には同額がイーブンですかねえ。なんだかんだいっても結局は、価格決定側の思惑として、将来利益を最大化させようとする価格でそれぞれ決定されちゃうんですけどね。

余談:ストリーミング動画は原価的に高価

有料動画配信サイトなどでは、ダウンロードコンテンツとストリーミングコンテンツの両方を扱っていて、ダウンロードコンテンツのほうが高い価格だったりします。ストリーミングはレンタルで、ダウンロードはパッケージ購入みたいなもの、という位置づけだと思います。(DRMや視聴期間の兼ね合いで価格が決まっている場合もあります)

でも、利便性でいったらすぐ見られるストリーミングのほうがよくて、さらにいうと、ストリーミングは原価的にもダウンロードより高価な場合があります。なぜかというと、ダウンロードはちょっとくらい回線が遅くなっても待てばいいので大丈夫ですが、ストリーミングは確実に回線を確保しておかないといけないので、専用線の固定費がかかりがちです。なので、本来的には、ストリーミングのほうが高くてもいいくらいです。

それはそうと、kindleの日本展開、本当だったら嬉しいなあ。

コメント / トラックバック

コメントは受け付けていません。