イオンSIM等の画像圧縮するSIMの体感速度が遅い理由
画像圧縮があるから逆に遅い
ある友達とおしゃべりをしていて格安SIMの使用感についての話になったとき「イオンSIMが激遅だった」という話を聞きました。
僕はIIJmioの128kbpsをnew iPad(SIMフリー版)で使っているのですが、まあ遅いとはいえ使えるレベルだったので、
「IIJmioはそこそこだよ?イオンSIMって画像圧縮があるから、もっと早いんじゃないの」と返すと、
「イオンSIMは画像圧縮があるから逆に遅い」というのです。
ダウンロード開始まで時間がかかる
どういうことかというと、イオンSIMでウェブ閲覧するとき、ウェブページ上の画像は画質低下を伴う圧縮を行なって配信されてきます。このことで画質は下がりますが容量が削減されるので、ウェブ閲覧は通常より高速化する、と思っていました。
ただしこの仕組みのために、プロバイダであるイオン側では、サーバーで画像を一旦ダウンロードし、圧縮してから端末に配信しています。ということは、「ダウンロード&圧縮」が完了するまで、端末では画像のダウンロードが開始されません。
するとユーザー側の端末では「画像の読み込み開始が遅くなる」ことなります。実際彼が使っていた頃はイオン側のダウンロード&圧縮能力が限界にきていたのか、画像の配信開始まで10秒前後待たされるということが起きていたようです。画像の多いページだと、致命的なことです。
以下に、画像圧縮するプロバイダと、しないプロバイダの違いをcacooで図にしてみました。
すぐダウンロード開始するほうが体感的には速く感じる
画像圧縮しないプロバイダは、ウェブサーバーからのパケットをそのまま転送するので、どんなに画像が大きくてもとりあえず読み込み自体はすぐに始まります。読み込み完了までの時間はかかるかもしれませんが、イライラ度は低い気がします。
画像圧縮にはこんな落とし穴もあるんだなあと思いました。
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